英語リスニングは面白いと長く続けられる
英語リスニングを続けていると、どこかで「役に立つのは分かるけれど、なんか面白くない」という壁にぶつかることがあります。
単語帳や文法、学習用音声にはそれぞれ意味がありますし、基礎を作るうえで大事です。
一方で長く続けることを考えると、効率の良さだけではモチベーションが続きません。正直飽きるのですよね。
いくら学習に良いと言われても、内容そのものに興味が持てないとどうしても聴く気になれないことがあります。
逆に内容が本当に面白ければ、多少聞き取れないところがあってもまた聴きたくなりますし、結果として英語に触れる量も自然に増えていきます。
そう考えると、ポッドキャストは英語学習のためのものを探すというより、英語で聴きたいくらい面白いポッドキャストを探すほうが、自分には合っていると感じる人も多いはず。
今回はそんな前提で、単に「勉強になる」ではなく、本当に面白いかどうかを基準に英語ポッドキャストを選んでみました。
なお今回は「面白い」を二つに分けています。
一つは、内容が興味深くて引き込まれる Interesting系。もう一つは、普通に笑えたり、会話のテンポそのものが楽しい Funny系 です。
同じ「面白い」でも、この二つはかなり違いますし、聞き心地も変わってきます。気分や好みによってどちらが合うかは違うので、分けて考えたほうが選びやすいと思います。
それではまいります!
- 日本生まれ日本育ち、海外在住経験ほぼゼロ。
- 国内学習で英語力をアップ。
- 現在の英語力は外資系企業でネイティブとガンガン議論できるレベル。
- これまで長期に渡り様々な手法で英語力アップにコミットし、ときには挫折し、ときにはうまくいった経験から、読者に有益で再現性のある情報を届けたい。
- BizSprinto開発チームの一員。
Interestingな面白さのポッドキャスト 5選
内容に引き込まれて、気づけば英語を聴いているタイプ
まずはInteresting寄りのポッドキャストでおすすめのものをご紹介します。
ニュースの裏側を解説したものや成功者の体験談、現代的なキャリア感など、ビジネスパーソンにとって興味を持ちやすい分野が揃っています。
ぜひそれぞれ試しに聴いてみて、続けられそうなものがあるかチェックしてみてください。
The Journal.

The Journal. は、Wall Street Journal の主要ポッドキャストの一つで、公式には「money, business and power」をめぐる重要な話題を扱う番組とされています。
単なるニュースの読み上げではなく、一つのテーマをしっかり掘っていく構成なので、今何が起きているのか裏側まで理解することができます。
例えば最近面白いと感じた回は、アメリカで流行っているPrediction Marketというあらゆる将来の出来事に賭けることができるマーケットの問題点を解説したものや、代理出産業界で発生している構造的な問題について当事者のインタビューを通して明らかにする回などです。
各トピックはディープな社会問題をテーマにしていることが多いです。どの回も一つの物語を聴いているような感覚になり、とても引き込まれます。
英語学習として構えて聴くというより、純粋に内容が気になって最後まで追いたくなる構成なので、結果として英語のインプットが増えるでしょう。
ビジネス的なフォーマルな表現も多く勉強にもなります。特に込み入った話を説明するときにどんな英語を使っているのかを意識して聴くと良いでしょう。
Planet Money

Planet Money は、NPR の人気番組で、経済を分かりやすく解きほぐす番組として広く知られています。
公式の説明で “At Planet Money, we explore the forces that shape our lives and bring you along for the ride.” と打ち出されており、難しい経済テーマを身近な問いから理解しやすいのが魅力です。
上記で紹介したThe Journal. とコンセプトは似ていますが、こちらの方が少しライトな雰囲気があります。
この番組も経済やお金の話を単に数字で語るのではなく、身近な疑問やストーリーに落とし込んで聴かせてくれるのが面白いところです。
英語学習としても良いのですが、それ以上に普通に番組として面白いから続きやすいです。
最近面白かったのは「Chef vs. Robot」という回で、レストランのキッチンにロボットが配備されるようなオートメーション産業に焦点をあてた回でした。
レストランのオートメーションをテーマの中心に置き、ロボットがキッチンに配備されるようになるとレストランに何が起こるのか?どんな効果があるのか?といったことを深掘りしていてとても興味深かったです。またロボットとシェフで実際に料理のクオリティを対決させてみる、といった試みもされていて面白かったです。
これはほんの一例ですが、様々な業界で起きている最先端のトレンドや問題となっていることをテーマに深掘りしていくスタイルで、興味を持って視聴を続けられます。
ぜひ一度聴いてみてください。
The Diary Of A CEO with Steven Bartlett

The Diary Of A CEO は、Steven Bartlett さんがホストを務める人気ポッドキャストで、文化を形づくった人たちや大きなことを成し遂げた人たちの “unfiltered” な(ありのままの)物語を深掘りし、そこから学びを得ようという番組です。
この番組の魅力は、単なる成功談では終わらず、考え方や葛藤、意思決定の背景までかなり深く入っていくところです。
この番組はニュース番組とは違い一つの対話を長く追うことになるので、英語の難易度はやや上がりますが、そのぶん 深掘り度が高く面白いです。長い時間英語を聴く英語体力づくりのトレーニングにもなります。
1:1のインタビュー形式なので、Stevenさんが相手の話したことに対してどういう相槌をしているかや、どういった返しをしているかなど、参考にしながら聴くと良いでしょう。仕事で海外の人とOne on Oneを定期的にするような方であれば役立つかもしれません。
一回あたり2時間程度の長尺のものもザラにあるので、そういったものはまとまった時間があるときに聴くか、通勤が1時間であれば往復で聴くなど、ある程度まとめて聴いたほうが最後まで聴けると思います。
Tiger Sisters

Tiger Sisters は、Cherie Brooke Luoさんと Jean Luoさんの姉妹によるポッドキャストで、キャリアや仕事観、お金や人間関係のようなテーマを、かなり率直なトーンで語っていく番組です。
この番組が面白いのは、今っぽいキャリア感や仕事観が出ているところです。
アメリカ的な働き方や、お金・社会的地位・人間関係をどう見るかが会話の中にそのまま出てくるので、「アメリカの感度の高い人たちは今そんなことを考えているのか〜」という学びになります。
上記で紹介した3つのポッドキャストが結構真面目なものだったのに対して、こちらは少しバラエティ番組感がありますね。
カジュアルでテンポもあるので、硬い番組ばかりだと疲れる人にも入りやすいと思います。
HBR IdeaCast

HBR IdeaCast は、Harvard Business Review のポッドキャストで、リーダーシップ、戦略、組織、マネジメントに関する論点を、比較的落ち着いたトーンで掘っていくのが特徴です。
派手さのある番組ではありませんが、内容そのものに密度があります。
英語のテンポとしては比較的聴きやすい一方で、扱うテーマは抽象度が高く、考えさせられるものが多いです。自分の仕事を棚卸しして考えるきっかけにする良いポッドキャストだと思います。
MBAの講義のほんの一部を切り出したようなものなのだと思います。筆者はMBAを持っていないので勝手な想像ですが…。
Funnyな面白さのポッドキャスト 5選
続いてFunny寄りの面白さのポッドキャストを紹介します。
一般的にFunnyのコンテンツの英語レベルはInterestingより難しいと思います。
会話のテンポがとても速かったり、ジョークの面白さを理解するためにアメリカの文化的背景を知っていないといけなかったり、くだけた表現が多く使われるなどが理由です。
それでもある程度の英語レベルを持つ人が楽しめるように、行きすぎたスピード感の番組やパーソナリティの発音が聞き取りづらいと感じるものは筆者の主観で除外しました。
今ついていけなくても一つ一つスクリプトを確認して面白さの意味を理解していけば、だんだんと聴けるようになってくると思います。
以下のポッドキャストを通してFunnyの感覚を掴めるようになると、もはや英語レベルはかなりの上級者と言えるでしょう。
筆者も日々楽しみながら聴き、面白さが分からなかった箇所は意味を理解しようと努めています。
Armchair Expert

Armchair Expertは筆者がとてもおすすめするポッドキャストです。
Dax Shepardさんがホストを務める番組で、公式では “the messiness of being human” (人間の不完全さや複雑さのリアルという感じでしょうか)を讃えるポッドキャストとして紹介されています。
ゲストを呼び、その人の失敗や成長のプロセスをかなり率直に引き出しつつ、ユーモアを交えて番組を進めていくのが特徴です。
ただ笑えるだけではなく、会話のテンポがとてもよく、英語の自然なやり取りに触れられるのが大きいです。ひたすらジョークを言ったりするような内容ではないので、比較的聴きやすい部類だと思います。
この番組では著名人をゲストに呼ぶのに加えて、「Armchair Anonymous」という一般人を呼ぶ回があります。
その一般人の人が経験したあり得ない出来事や、ぶっ飛んだ失敗談などを面白おかしく紹介する回で、これが本当に面白いのです。一般人の面白い話を募り、本人から話を聞くスタイルは他のポッドキャストではあまりありません。
内容に人間味があって面白いので、エンタメとしてぜひ聴いてみてください。
Smosh Reads Reddit Stories

皆さんはRedditをご存知でしょうか?
SNSや掲示板のようなプラットフォームで、ユーザーが匿名で様々な情報交換を行うものです。世界中にユーザーがいます。
Smosh Reads Reddit Stories は、Shayne Toppさんとゲストが Reddit の投稿を読みながらリアクションしていく番組で、友情、恋愛、復讐、およびそれに付随する小競り合いなどに関する投稿をもとに笑いながらコメントしていきます。
投稿は「Am I the Asshole?」や「Am I Overreacting?」などというReddit内のテーマに寄せられた投稿から特に面白いものを番組側が選び紹介していきます。
Redditでは、日常で何か小競り合いが起きてどちらが悪いか他のユーザーに投票してもらうという文化があります。その投票結果なども見ながらポッドキャスト内でリアクションをしていく感じで進みます。
Redditの投稿内容もゲストのリアクションもFunnyな感じで面白いのですが、たまにShayneさんが面白い角度から示唆に富んだコメントをするので、Interesting的な面白さもあります。
テンポよく次々とおもしろエピソードが紹介されます。一日の終わりなど、楽しい気分で締めたいときにぜひ聴いてみてください。
Family Trips with the Meyers Brothers

Family Trips with the Meyers Brothers は、Seth Meyersさんと Josh Meyersさんの兄弟がホストを務める番組で、ゲストと一緒に子どもの頃の思い出や忘れられない家族旅行、そしてちょっとした災難を振り返るポッドキャストです。
家族旅行というかなり身近なテーマをベースにしているので、会話の温度感がよく、肩の力を抜いて聴きやすいのが魅力です。
この番組の面白さは兄弟ならではの掛け合いや、ゲストの思い出話の中にある細かな笑いをそのまま楽しめるところです。
掛け合いのスタイルですが、Funny 枠の中でも英語は聴きやすい方だと思います。
彼らのYouTubeチャンネルでは、リスナーから寄せられた “wild and wacky family trips” の話を扱う回も案内されており、そちらも面白いのでおすすめです。
Good Hang With Amy Poehler

Good Hang With Amy Poehler は、Amy Poehlerさんが毎週ゲストを迎えて、キャリアや共通の友人、普段何によく笑っているかなどをカジュアルに話すポッドキャストです。
Amyさんがゲストと一緒に “just wants to have a good time” という温度感の番組として紹介されている通り、ゲラゲラ笑うというよりは、クスッとしたりほんわかする感じかなと思います。
Amyさんの発音はかなり聞き取りやすいです。Funnyな面白さの番組はリスニング難易度が高いのですが、こちらは比較的聴きやすい部類だと思います(ゲストの発音はもちろん回のゲストにもよります)。
個人的には休日の清々しい朝などに流すと雰囲気が合う気がしています。
Wait Wait… Don’t Tell Me!

Wait Wait… Don’t Tell Me! は、NPR の週刊ニュースクイズ番組で、Peter Sagal がホストを務めるweekly news quiz(週刊ニュースクイズ)です。若干Interesting要素があるのですがFunnyの方に入れました。
お堅いニュース番組というより、その週の出来事に対してコメディアンやゲストと一緒にクイズ形式で冗談を言いながら進めていく番組で、ニュースを追いながら笑えるのが大きな魅力です。
普通のニュース英語だと少し重く感じる人でも、クイズや掛け合いが入ることでかなり聴きやすくなりますし、英語を勉強として構えずにニュース系の会話に慣れていきたい人にも向いています。
Funny 枠に入りつつも時事ネタにも触れられるので、使いやすい一本だと思います。
Interesting と Funny、どちらから入るべきか
情報や思考に引き込まれたいなら Interesting ですし、気軽に会話を楽しみたいなら Funny です。
人によっては、平日は The Journal. や HBR IdeaCast のようなものを聴き、休日は Armchair Expertや Smosh Reads Reddit Storiesのような番組に寄る、という使い分けのほうが自然かもしれません。
筆者はだいたい朝〜活動時間中はInterestingの方、夜寝る前はFunnyのものを聴いています。
英語学習という観点で見ると、Interesting では説明の英語に触れやすく、Funny では自然な会話やテンポに触れやすいという違いがあります。筆者はFunnyの方の英語が難しく感じます。
どれも無料で聴けるので、ぜひ好みや場面に応じて聴いてみて、自分に合っているものを探してみてください!
普通に面白いか、で選んでみよう
英語学習を考えると、どうしても「役に立つかどうか」とか「効率的な方法は何か」と考えます。
ただ筆者の経験上、長く続けることがボトルネックと思うところであり、面白いからまた聴きたくなる という要素は英語リスニング力を向上させる上でかなり大きいと思います。
実際、学習効率だけで選んだものより単純に続けたくなる番組のほうが、結果として英語に触れる時間を増やしてくれることでしょう。
もし英語を学習していて教材っぽい内容に少し飽きてきているなら、次は「勉強になるか」ではなく「普通に面白いか」で選んでみるのも一つの方法です。
Interesting でも Funny でも、自分に合う一本が見つかると良いですね。
聴くだけで終わらせず、発話練習までつなげたい人へ
ポッドキャストを聴いていると、表現や言い回しへの感覚は確実に磨かれていきますが、それを実際の会議や会話の中で自分の言葉として使えるようにするには、発話の練習も必要です。
英語のインプットを日常の中で続けつつ、アウトプットの練習も無理なく積み重ねたい人に向けて、筆者のチームは BizSprinto シャドーイング365 と BizSprinto 7秒瞬間英作文 という2つのアプリを用意しています。
以下に紹介するので、ぜひ試してみてください!
BizSprinto シャドーイング365

BizSprinto シャドーイング365 は、ビジネス英語に特化した例文を使いながら、毎日無理なくシャドーイングを続けられるように設計したアプリです。
月額500円でコストを抑えつつ使いやすさにもこだわっており、自分の音声を録音して聞いたり、AIによる判定で発話をチェックしたりできます。
収録しているのは仕事で使いやすいビジネス特化の例文が中心で、フレーズの解説も入っているため、ビジネスパーソンにとって実用的です。
発話量や連続レッスン記録のような学習記録機能もあるので、日々の積み上げを見える形で続けたい人にも向いています。
ダウンロードは無料で全体的にアプリの機能をお試しいただけます。
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BizSprinto シャドーイング365 (App Store)
BizSprinto 7秒瞬間英作文

発話の練習には瞬間英作文もおすすめです。
瞬間英作文という学習法は日本語の文章を見てその場面を思い浮かべ、瞬時に英語で話すトレーニングです。主に英語の発話の型を身につけるためのものですね。
英語を話す練習にも取り組みたい、と考えている人は、まずは型の練習ができるこの学習法がおすすめです。
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