外資系勤務の筆者が英語学習も兼ねて聴く、おすすめポッドキャスト10選

教材っぽい英語だけでは物足りない。

英語学習を続けているとどこかのタイミングで「教材っぽい英語」だけでは物足りなくなる、あるいは疲れてくる瞬間があります。

もちろん発音が聞き取りやすく、学習者向けに整理された音声教材には大きな価値がありますし、筆者自身もそうしたものを使ってきました。

一方で仕事で英語を使うようになってずっと英語を勉強していると、そういった教材にはなんとなくマンネリを感じて手が伸びない瞬間が増えてきます。

筆者は外資系企業で働いていますが、会議でも雑談でも、いわゆる教材のように整った英語ばかりが流れてくるわけではありません。

話し方には人それぞれ癖がありますし、スピードも違えば言い淀みや言い換えもありますよね。

そうした少し生っぽい英語に慣れていくには、日々の中で主体的にそのような英語を聞く時間を持つことが効いてきます。

筆者にとってポッドキャストは、英語学習のための特別な教材というより、情報収集と英語のインプットを同時にできる習慣となっています。

もともとポッドキャスト自体が好きだったこともありますが、振り返ってみると勉強のためだけに聴こうとしたものより、純粋に内容が面白いと思えたもののほうが長く続いています

ぜひこの記事を読んでいただく方にも、そのようなポッドキャストを発見して英語に触れる習慣を確立してほしいと考えています。

この記事では、外資系に勤める筆者が面白いと感じて普段聴いているポッドキャストやその位置付け、活用の仕方についてご紹介します。

それではまいります!

この記事の執筆者:Leo

  • 日本生まれ日本育ち、海外在住経験ほぼゼロ。
  • 国内学習で英語力をアップ。
  • 現在の英語力は外資系企業でネイティブとガンガン議論できるレベル。
  • これまで長期に渡り様々な手法で英語力アップにコミットし、ときには挫折し、ときにはうまくいった経験から、読者に有益で再現性のある情報を届けたい。
  • BizSprinto開発チームの一員。
目次

筆者がよく聴いている、おすすめポッドキャスト

筆者がよく聴いているのは、たとえば Wall Street JournalのThe Journal. のようなビジネスニュース系、BBC Global News Podcast のような国際ニュース系、そしてアジアの空気感をつかむための CNA 系の番組です。

加えてマネー系のものもよく聞きます。お金を増やしたいというよりも、株式市場の動きや個別企業の業績は世の中の動きを捉えるのにとても良い材料になるからです。

例えば CNBC Fast MoneyMotley Fool Moneyをよく聴きます。一般人からのお金に関する相談を受けるThe Ramsey Showや、お金の流れなどをもとに経済の裏側を探るPlanet Money なども面白いのでよく聴きますね。

少し気分を変えたいときには Armchair ExpertThe Mel Robbins Podcast のような、やや娯楽寄り、あるいは自己啓発寄りの番組を流すこともあります。

以下、筆者がよく聴いているポッドキャストで、おすすめするものを簡単にご紹介します。

The Journal.

The Journal.

The Journal. は、Wall Street Journal が展開する看板ポッドキャストの一つで、「money, business and power」をめぐる重要な話題を扱う番組です。

日々のニュースをただ追うだけでなく、その背景や構造まで理解したいときに相性が良く、英語学習というより、英語で世の中のことを学ぶという感じでしょう。

最近面白かったのはSport Bettingのスキャンダルについて解説した回でした。プロリーグだけではなく、大学のリーグで八百長が行われて儲けている人がいる事実について解説していて、純粋に興味を持って聴くことができました。

世の中の出来事の裏側に迫る、興味深い内容が多いポッドキャストです。

BBC Global News Podcast

BBC Global News Podcast

BBC Global News Podcast は、その名の通り世界の主要ニュースを幅広く追える番組です。ニュース系では王道かと思います。

特定の企業や市場だけでなく、国際政治、紛争、経済、社会の動きまで視野を広げやすいため、仕事で英語を使う人が「世界で何が起きているか」を毎日英語で確認する習慣を作るのに向いています。

英語も比較的ニュース英語として安定しているので、ビジネスパーソンが日々のインプットに組み込みやすいタイプです。ライトなイギリス英語に慣れることもできます。

朝の支度をしながら聴くのがおすすめです。

CNA938 Rewind

CNA938 Rewind は、アジアやシンガポールのニュース、ビジネスアップデート、エンタメ、フードなど幅広いトピックのインタビューをまとめて聴ける番組です。

欧米メディアとは少し違う視点でアジアやシンガポールの空気感に触れられるので、仕事でアジアの状況を意識することがある人には相性が良いと思います。

また筆者はシンガポールのアクセントが苦手で、その攻略のために聴いているというのもあります。

アジアを軸に働いている人は、こういったポッドキャストも良いでしょう。

Motley Fool Money

Motley Fool Money は、金融・投資アドバイス会社The Motley Fool の投資アナリストたちが、平日はビジネスニュースを長期投資の視点で解説し、週末は投資の考え方や長めのインタビューも扱う番組です。

短期の値動きについて解説するというよりは、企業や事業を少し引いた視点で見る感覚があり、株式投資や企業分析に関心がある人には入りやすいと思います。

世の中の動きと株式や企業の業績は密接に連携しているので、世の中の動きを知るために聴くという位置付けも良いでしょう。

The Ramsey Show

The Ramsey Show は、借金返済、貯蓄、資産形成、キャリアや人生設計といった、お金にまつわる相談に答える実践的な番組です。

公式にも「debt を返し wealth を築く」ためのアドバイス番組として紹介されており、投資ニュースとは違って、生活に近いテーマを英語で聴けるのが特徴です。

毎回一般人と電話で繋ぎ、お金周りのお困りごとに対してアドバイスを行います。これが結構ズバズバ言うスタイルで、聴いていて面白いと感じる一方、自分も同じような問題を抱えないように気をつけようという気持ちになります。

家計や人生設計の話を英語で考えてみたい人にはかなり面白いと思います。

Planet Money

Planet Money は、経済の仕組みを身近な切り口から分かりやすく扱うことで知られる番組です。

数字や制度をただ説明するのではなく、「なぜこうなっているのか」をストーリーとして理解しやすいので、経済ニュースを構造からつかみたい人に向いています。

「核心に迫る」みたいな雰囲気が出ていて面白く、引き込まるのでぜひ聴いてみてください。

ビジネスパーソンが英語で経済感覚を養う番組としておすすめです。

HBR IdeaCast

HBR IdeaCast はHarvard Business Review の公式ポッドキャストで、リーダーシップ、戦略、マネジメントの論点を扱う番組です。

ニュースの速報性よりも、仕事の考え方や組織の捉え方を深めたい人に向いています。

ビジネスの議論で出てくる考え方や抽象度の高い英語に触れられるのが強みの番組だと思います。

外資系で働く人や、マネジメント層の英語に少しずつ慣れたい人にはかなり相性が良いでしょう。

Armchair Expert

Armchair Expert は、Dax Shepardさん がホストを務める番組で、「the messiness of being human」をテーマに、著名人や専門家、さまざまなゲストと率直な会話をするポッドキャストです。

ニュースや投資とは違って、会話の温度感や感情の出し方、カジュアルな英語の流れに触れられるのが良いところです。

ちなみにこのポッドキャストは有名人と一般人を呼ぶ回が分かれており、後者の一般人がエピソードを披露する「Armchair Anonymous」が本当に面白いです。

テーマに沿って日常ではありえない体験を面白おかしく紹介してくれることが多く、娯楽としておすすめです。

The Mel Robbins Podcast

The Mel Robbins Podcast は、端的に言うと自己啓発系です。Mel Robbinsさんが科学や人間行動に関する知見をもとに、より良い人生を作るための実践的なヒントを届ける番組です。

公式にも、毎週、科学ベースの知恵を practical advice に落とし込む内容として紹介されています。

自己成長や思考の整え方に関心がある人には聴きやすく、ビジネスニュース系とは違うトーンの英語に触れたいときにも向いています。

休日にゆっくりカフェなどで聴いていると、ちょっと前向きな気持ちになります。

All Ears English Podcast

All Ears English Podcast は、今回挙げている番組の中では唯一、英語学習者向けの色合いが強い番組です。

公式には、英会話やリスニング、自然な言い回し、スモールトークの感覚などを扱う内容として案内されており、英語学習番組の中では実用寄りだと感じます。

LindsayさんとMichelleさんがカジュアルな掛け合いで、あるシチュエーションを取り上げて実用的なフレーズなどを解説します。

筆者自身、英語学習特化の番組は飽きやすいタイプですが、その中でもこの番組は比較的長く聴けています。

以上、筆者がよく聴いているおすすめポッドキャストを紹介しました。

こうして並べてみると基本的には英語学習のためというより、自分がもともと関心のあるテーマを英語で聴いているだけとも言えます。

筆者自身の実感としては、むしろそのほうが学習としても続きやすいですし、結果として英語にも仕事にも効いている感じがあります。

英語を勉強の対象としてだけ見るのではなく、面白いものにアクセスするための手段として使えるようになると、インプットの量も自然に増えていくのでおすすめです。

ポッドキャストが続きやすいのは、生活の中に入れやすいから

ポッドキャストの良いところは、机に向かわなくても続けやすいところだと思います。

特にビジネスパーソンは英語学習のためだけにまとまった時間を確保するのが難しいことも多いですが、ポッドキャストは生活の隙間にかなり自然に入り込みます。

筆者の場合、朝ご飯を作っているとき、通勤中、家事をしているとき、寝る前にストレッチをしているときなどに聴くことが多いです。

子どもの習い事の様子をただ見ているだけの時など、何かをしながらただ時間が流れていく場面でも、イヤホンがあれば英語に触れられます。

こうした時間は一回ごとには短くても毎日の積み重ねで考えるとかなり大きく、気づけば一週間の中で相当な量の英語を聞いていることになります。

ここで大事なのは、毎回集中して完璧に聞き取ろうとしなくてもよい、ということかもしれません。

もちろんしっかり内容を追いたい回もありますが、いつも100%理解しようとすると疲れてしまいますし、日によっては頭に入らないこともあります。

むしろ、生活の流れの中で無理なく英語が流れている状態を作っておくことのほうが、長く続けるうえでは意味が大きいと感じています。

英語学習用の番組より、面白い番組を英語で聴くほうが合っていた

筆者は英語学習に特化した番組だけを聴き続けるのはあまり向いていませんでした。

内容そのものへの興味より、「勉強として聴く」感が前に出すぎると、最初はやる気があっても少しずつ習慣としては弱くなってしまうからです。

一方でもともと自分が気になるテーマ、たとえばビジネスニュースや経済、海外の時事トピックのような内容であれば、英語であること自体が大きな負担になりにくいと感じています。

知りたい内容が先にあるので、多少聞き取りきれないところがあっても、「それでも続けて聴きたい」という気持ちが残りやすいのだと思います。

たとえば 上記で紹介したThe Journal. は、日々のニュースを一段深く理解したいときに向いていますし、BBC Global News Podcast は、世界で何が起きているのかを幅広く押さえながら、比較的オーソドックスなニュース英語に触れられる番組として使いやすいです。

CNAの番組は、欧米発のニュースとは少し違う角度からアジアのビジネスや政治を見られるので、仕事でアジアを意識する場面がある人には相性が良いはずです。シンガポールのアクセントに慣れることができるのもメリットですね。

この「内容に興味を持って聴ける」という感覚は、英語に触れる機会を長期的に確保するためにかなり大事だと思っています。

英語学習はどうしても努力や継続が必要ですが、毎回強い意志だけで回すのは現実的ではありません。

その点でポッドキャストを学習教材ではなく自分の興味とつながったメディアとして持っておくと、かなり自然に続けやすくなるでしょう。

お気に入りを見つけて日常に取り入れよう

上記で紹介したような英語のポッドキャストは、ある程度リスニングができるようになってきた人に特に合いやすいと思います。

全くの初学者には少し負荷が高いかもしれませんが、仕事で英語を使っている、あるいはある程度は聞けるけれどもっと伸ばしたい、という人にとってはかなり有用です。

理由はシンプルで、実際の会話に近い英語に触れられること、自分の興味と組み合わせやすいこと、そして生活の中に入れやすいこと、この三つが揃っているからです。

英語学習は正しい方法を一回選べば終わりというものではなく、続けられる形をどう作るかがかなり大きいと思っています。

その意味で、ポッドキャストは、忙しいビジネスパーソンにとってかなり現実的な選択肢です。

筆者自身、ポッドキャストだけで英語力が伸びたとは思っていませんし、語彙や文法の勉強、シャドーイングや瞬間英作文のような基礎的なトレーニングもやはり大事だと感じています。

そしてその土台を実際の英語の中で完全に身につけるために、ポッドキャストはかなり意味があると思っています。勉強で身につけた知識がポッドキャストの中で出てきて、その意味がわかると完全に身についた感覚が出ます。

もし英語学習用の教材は続かないけれど、仕事でも使える英語感覚は少しずつ磨いていきたいと感じているなら、まずは自分が本当に面白いと思えるテーマのポッドキャストを一つ選んで生活の中に入れてみるのが良いと思います。

英語を学ぶというより英語で面白いものを聴く。これで長期的に英語に触れることができるでしょう。

聴くだけで終わらせず、口から出す練習までつなげたい人へ

ここまで書いてきた通り、ポッドキャストは仕事で英語を使う人にとってかなり相性の良いインプット手段だと思います。

実際の会話に近い英語に触れられますし、ニュースやビジネスの流れを追いながら、英語そのものへの慣れも少しずつ積み上げていけるからです。

一方で、筆者自身が感じているのは聞けるようになることと、口から自然に出せることは別の力だということです。

ポッドキャストを聴いていると、表現や言い回しへの感覚は確実に磨かれていきますが、それを実際の会議や会話の中で自分の言葉として使えるようにするには、別の形で発話の練習も必要になります。

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収録しているのは仕事で使いやすいビジネス特化の例文が中心で、フレーズごとの解説も入れているため、ビジネスパーソンにとって実用的です。

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